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励ましのお便り 発表前/投稿前編

いつも言っていることをまとめてみました.

■共感を呼ぶ一枚のスライドを必ず用意しよう.
面白いコンビとそうでないコンビはどこに違いがあるのでしょうか?
どちらもコンビは笑わそうとしている.違いは共感があるかどうかである.
面白いお笑いコンビには,必ず共感があります.「そうだ,それを解決したら面白い/素敵だ」と思わせるような共感の一枚を大切にしよう!

■夜書いた文章/スライドは,朝,冷静になって読んで意味が通るかどうかを確認しよう.
夜に書くと興奮作用があり,勢いのある文章になる.朝,冷静になってもう一度読もう.その時には,目で読むだけでなく,音読してみよう.悪い文章だと音にするとおかしくことに気がつきます.


■書くときに大切なことは「書く技術」より「観察力」を大切にしよう.

書く技術は,『理科系の作文技術』を読めば身についてきます.文章を書くためには,ネタやタネが必要です.これらを見つけるには,「発見する力」が必要です.それは一人だけで先ずしなくてはいけません.その上で,他人との議論も大切です.自分がやった研究を伝えるためには,何を書かなくてはいけないか,「発見」してください.発見するためには,鳥の目,虫の目+魚の目が重要になる.鳥の目で全体をつかみ,虫の目で部分を極め,魚の目で全体の流れを知るということなのであろう.これまでのあらゆる経験(含む遊び)が役立ってきます.


■文章や発表をわかりやすくするためのおまじない:クレーム処理をしていると考えよう

文書を書くとき,スライドを作るとき,自分はクレーム処理をしていると考えてみましょう.君の論文の読み手やプレゼンの聴衆は怒り心頭です.怒りに火をつけてはいけません.この一文は相手に通じるだろうか,ここまでの文章で相手に通じているだろうか,このパラグラフで相手に通じるだろうかと見直しましょう.嘘をつくと辻褄が合わなくなります.デタラメなことをいってもいけません.言う順番も大切です.相手の方が知っている場合もあります(よく調べておく必要があります).だらだらと話していると相手はますます怒ります.要するに何だ!と怒り出します.先ずは結論.そして原因や理由です.一度怒らせると,ドンドン突っ込んできます.突っ込まれないように対応しましょう.怒っている人に,「図に示す」ではなく,「○○はこの図のようになります.図の**はこんなことです.・・・」.