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理解が深ければ深いほどわかりやすい表現になる

吉本隆明さん曰く“著者の理解が深ければ深いほど,わかりやすい表現でどんな高度な内容も語れるはずである.これには限度があるとは思えない.”つまり,人に読んでもらう文章を書くためには,自分の頭で理解したことしか書くことができないということです.書くだけでなく,口頭発表であっても自分の頭で理解していないと,理解していないことがすぐにばれてしまいます.

では自分の頭で理解するためにはどうすれば良いのでしょうか?
不親切な誰か(=仮想的な誰かでも良い)に,言葉を尽くして説明することで理解が深くなっていきます.ただし,“ヤバイなどの感じ”的言葉を使っていては理解は深くなっていかないと思います.

説明するときには,映画のカメラワークを意識すると良いでしょう.映画の導入部分は,俯瞰するようなアングルで始まることが多いと思います.同様にエンディングも俯瞰しながら終わる映画が多いと思います.本編では主人公をアップにするようなカットが多いと思います.こんな視点で映画をみるようにすると,文章も良くなっていくような感じがします.また,映画制作の時にどんなスケジュールで撮影したのか,章・節・小節などの構成などはどうなっているか考えながら観ると良いと思います.

 

飛行機の中で,以下の3つの映画を観ました.どの映画も上記の俯瞰とアップが上手に使われていました.

  1. <公式>映画『イミテーション・ゲーム / エニグマと天才数学者の秘密』オフィシャルサイト|大ヒット上映中
  2.  映画『フューリー』公式サイト
  3. フォックスキャッチャー

1ではアラン・チューニングの生涯を描いています.そのため,現在のコンピュータのアイディアが生まれた背景が理解できます.また,戦争の被害を最小限にするためにオペレーションズ・リサーチ(応用数学)や統計学が,大きな役割を果たしたことがわかります.英国はこんなことにお金をかけていたんだと考えさせられます.余談ですが,インターネットのアイディアが生まれた背景には米ソ冷戦があります.