現在の関心事に関する記事:理解することと母語,放漫経営者

自宅では紙・ディジタル版セットで新聞購読をしています.おかげで海外出張中も新聞を読むことができます.現在関心のあること(理解することと母語,放漫経営者・トップ)の答えになるような記事がでていました. 

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どちらも謙虚になることかなと私は考えています.

理解することと母語:ある物事を相手に理解してもらうためには,先ずは物事を自分が正確な母語で理解することが必要です.理解するときに相手はわかってくれて当たり前などと傲慢にならず謙虚な気持ちを忘れることなく丁寧に考えることが大切になります.それからやっと相手に説明できるからです.説明するときに謙虚になるのではなく,理解するときから謙虚になっていた方が良い気がします.

放漫経営者・トップ:この記事はいうまでもありません.記事の最後に,英バークレイズ銀行元CEOのマーティン・テーラー氏の言葉で締めくくっています.

  • 経営は自信がなければやっていけないが,ありすぎると尊大になりがち.
  • 上司への甘言も巧みな,いわゆる『ひらめ社員・役員』に囲まれているうちに,組織の成長や存続を脅かすリスクにさえ鈍感になりかねない.

さらに筆者追加として以下も加えておきます.

  • 結論ありきで『ひらめ社員・役員』以外の意見を形式的にだけ聞くという高等戦略を持つ傲慢なトップもいる.この戦略は手続き的には正当性があるからやっかいなものになる.

過去の成功体験が強すぎて自信を持ちすぎると謙虚さがなくなっていくし,自分と同意見の人を周囲に集めるようです.トップに立つ人には自分だけの力でうまくいったと考えるのではなく,陰日向でこれまで支えている人を忘れて欲しくないものです.また,多くの『ひらめ社員・役員』が囁く選択と集中」のようなバズワードキーワード#を鵜呑みにして,自分の組織の実情や環境を錯覚して計画を進めて,組織から多様性を結果としてなくしてしまうことも想像して欲しいものです.多様性をなくしておくと,時代のパラダイムが変わると対応できなくなります.

一般的に権力のある人/トップに対して,耳障りの悪いことを言えません.だからこそ,トップが何かを立案・実施するときには,『ひらめ社員・役員』の意見も参考にしながら“自分がしようとすることは成功することもあるが,同様に失敗することも多い.だからこそ謙虚に物事を「鳥・虫・魚の目」でみるし,耳障りの悪い意見も必ず聞いて咀嚼・消化・反映する”ようにして進めましょう.慎重に謙虚に立案・実施することで,歴史に残るヤバイ人(= very bad)にならないようにしましょう.

#例えば「安心・安全」だと言っても,実際は「安心・安全」だかわかりません.