ユーザー側のリテラシーと精神性が求められているのかも

水野和夫さんの視点は私にフィットすることが多い.下記の記事もそうでした.
水野和夫,“服をもっと買わせるナンセンス”,pp. 37,週間東洋経済,2015年8月22日号.この記事の気に入った箇所は次の部分です.

近代は「より遠く,より速く,より合理的に」を行動原理としてきました.世界は中心とフロンティアで構成されており,フロンティアに少しでも早く到達した者が,富を中心にもたらし,高い利潤率を実現しました.スペインよりも速く進む船を手に入れた英国が繁栄したことから良くわかりでしょう.
<中略>
今必要なのは,近代の原理とは異なる思想です.「より近く,よりゆっくり,より寛容に」生きなくてはなりません.付け加えるなら,「より多く」を「より少なく」に改めるべきでしょう.
<中略>
「あなたたち,まだちょんまげつけているの?」と言いたくなるような,時代遅れのビジネスモデルです.

 

 個別の製品のスペック目指すところは「より遠く,より速く,より合理的に」になってしまいます.でも使うときには,「より近く,よりゆっくり,より寛容に」そして「より少なく」ということなのかもしれません.ある意味でユーザー側のリテラシーであり,個人の精神性ですね.今後もこんなことを考えていこうと思います.