株価の乱高下に思う-仮想通貨はこうして広まっていくような予感

 今週は株式市場に関するニュースが流れている.株価の乱高下だ.

 私は株は購入しないし,円高になる方が個人的にうれしい.円高は円貯金の価値が,なにもしなくてもあがるだから,悪いことでない.円高になれば,好物のオレンジやグレープフルーツが安くなる.海外にも行きやすくなる.円安の方が都合がいい人もいるらしいが,円が強くなることで,自国通貨の円に愛着がでてくる人も多いと思う.

 さて,細かな数字はわからないが,黒田バズーカなどの前後から,以下のようなことが起こっている.

 A国の経済がおかしくなる.A国は自国通貨Aを大量に印刷し,通貨Aの価値をなし,通貨Aを相対的に安くする.次はB国が同様のことをして,通貨Bを安くする.これと同じことをZ国もする.つまりA~Z国の自国通貨激安誘導合戦である.軍拡(軍備拡張)という物騒な言葉があったが,通貨拡散(自国通貨拡散)である.通貨印刷は,輪転機グルグルなので,コストはあんまりかからない簡単な政策なので,時の最高指導者はそれをしたがある傾向がある.ここでポイントは時の指導者は,今だけよければいいのであるから,この政策をとりたがる.ただし,輪転機グルグルも最近ではあんまり効果が無いようである.でも,輪転機グルグルによる通貨拡散は続く.

 この通貨拡散が続くと,どうなるのだろうか.自国通貨が無限にでまわると,その市場価値がますます低くなる.結果としてハイパーインフレになるのであろうか.この状態は誰が責任をとってくれるのであろうか.今の指導者を,将来の人が訴えるわけにもいかない.困ったモンだ.

 おりしも世界陸上である.賢明な選手は誘惑に負けなければ,ドーピングをやらないであろう.なぜならば,名声が地に落ちてしまうことを知っているからである.特に若い選手は,ドーピングをしない.これからの競技生活が長いから.また、メダルを剥奪されると困るからである.一方,輪転機グルグル政策をとった人たちは,今が大事なので,やりたい放題である.

 ビットコインなどの仮想通貨は,まだまだ問題もある.でも,輪転機グルグル政策と,その結果として貨幣無限供給となっていくとすると,以外と早い時期に普及するような気がしてきた.

 株価乱高下,自国通貨の乱高下,輪転機グルグル政策の連発の連鎖が続く.結果として,一般庶民は「本物の貨幣」への不信感を持つようになる.仮想通貨はこうして広まっていくのかもしれない.