それらしいものほど,無責任なものはない(松浦弥太郎)

 下記の「それらしいものほど,無責任なものはない」(松浦弥太郎)は本質をついている.スーパーで買い物をするときも,「それらしいもの」や「まがいもの」がいっぱいある.「それらしいもの」や「まがいもの」を製造する側は,法律を犯しているわけではない.こちらが勉強して「ほんもの」や「ほんとうに良いもの」を選択するようにしなくてはいけない.

それらしいものほど,無責任なものはない(松浦弥太郎

それらしく作られたものがそれらしく流通し,それをみなが「良い」と思う.そこでは視線がモノから逸(そ)れ,世間の空気へと向かう.企業のひも付きにならず,市場の商品を消費者の立場から検証してきた雑誌「暮しの手帖」の精神を継ぐ前編集長は,イメージが先行する商品に対し「ほんとうに良い」ことの意味を問う.批評とは見分けること.「暮しの手帖日記」から.(鷲田清一

 

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