話し好きと文章

下記の本を久々に読んだ.

Amazon.co.jp: 一流の人はなぜ落語を聞くのか: 立川 談四楼: 本

 

この本に「私は口べただから作家になった」というのは間違いであるという指摘がある.作家は頭の中では,登場人物が会話をしている.それを文章にしているのである.口には出さずに文章にしているのである.なるほどである.

口べたでないが作文は不得意の人がいる.このような人は,先ずは,頭で考えた文章を口に出すことはできると考えることができそうである.ならば頭に出てきた文章を,いったんどこかでためて,書く作業に移ればいいのではないだろうか.どこかにためるかはノート,パソコン,白板などがある.

 そのときに注意することは,「文章は線である」という文章の宿命である.「言語の線状性」である.頭の中では立体構造であっても,平面構造であっても,それらの構造を線だけで表現しなくてはいけないことになる.つまり同時刻に色々なことが起きても,なんらかの順番で書かなくてはいけないのである.立体,平面を線で説明する.だから神経を使うのだと意識すると,文章は随分と変わるのではないだろうか.