「人は城,人は石垣,人は堀,情けは味方,仇は敵なり」

今日から大河ドラマ NHK 大河ドラマ『麒麟がくる』 は始まる.武田信玄のキャスティングはまだ発表されていない.武田信玄は”人は城,人は石垣,人は堀,情けは味方,仇は敵なり”という組織運営に関する名言を残したとされる.

前半の”人は城,人は石垣,人は堀,” 哲学があるわけでなく仇を返すのを目的とするような感情的な理想論に終始し,予算,パンパワーなど現実の制約条件を顧みず,城・石垣・塀など目に見える/形式的な/うわべを強固にしようとする人が多くいる.しかしながら,制約条件を顧みていないから,破綻するのは見え見えである.それでも修正すると軽く見られると思っているから,精神論で突き進む. 加えて(意味不明の)妙な詭弁(奇弁が適切か?)で誤魔化そうとする.詭弁と取れるほどレベルが高くなく,奇弁かもしれない.誤魔化そうとするのであるが,多くの人は誤魔化されてはいない.この人はアホだということがバレていく.結果的に本来の”人は城,人は石垣,人は堀,”は成立しなくなる.

後半の“情けは見方,仇は敵なり”. 自分と違う考えを持つ人は「仇」と考えるタイプの人は非常に危険である.「情」は見方(違う意見を言わないこと)であると拡大解釈して,異論を挟まないイエスマンを周りに集めたがる.「情」の意味がわかっていないのである.ここでの「情」とはどんな人も,どんな意見もリスペクトするという意味である.それが理解できない人は,組織を率いてはいけないのである.